ある街の不動産屋のワンシーンと思ってください。
「まず数字で見ること」。現在の査定価格、ローン残高、売却時の諸費用、売却後に残るお金を一覧にした。すると、家は“奪い合うもの”ではなく、“

離婚後、妻が家に住み続け、夫がローンを払い続ける約束をしたCさん夫婦。家は共有名義、ローンは夫単独名義だった。数年後、夫が再婚を考えたタイミングで「そろそろ家を売りたい」と言い出す。しかし妻は「子どもが高校を卒業するまでは売りたくない」と拒否。二人乗り自転車のハンドルを、別々の方向へ切っているような状況になった。
不動産会社が間に入り、売却した場合、妻が買い取る場合、賃貸に出す場合のメリット・デメリットを整理した。さらに、住宅ローン契約上の問題や名義変更の難しさも確認した。
最終的に、子どもの卒業時期に合わせて売却活動を始める合意ができた。共有名義の不動産は、後回しにすると将来の火種になる。離婚時こそ、出口まで決めておくべきだ。